人生を考えるお年頃

考える像 考えた事

先日ランチに向かう道すがら、普段明るく振舞っている同世代の同僚がため息をついていました。
どうしたものかと尋ねると「なんか、この生き方がねぇ。。」と。別に今の仕事が嫌いとかいうわけではないけれど、会社員としてあくせく働きつづけている自分の状況に対してこれでいいのか?という正直な感情だったのだと思います。

私も同じ事を考えます。これでいいのか?今の生き方で本当に自分は後悔しないのか? 

私も彼女と同様、仕事をすることは嫌いではありません。ご飯も食べていかないといけないので今は仕事をしないという選択はありません。

ただ社会に出た時から、ずっと他人が作った会社という組織でこの先老後といわれる年まで働き続ける事に、気が遠のきそうになる感覚がありました。その考えを伝えると、私の性根が怠け者と判断されそうな時代でもありましたので、最近まであまりそれは公には言ってきませんでした。

会社のルールに沿って働き、時に理不尽な思いをしたり、言いたい事をぐっと堪えたりして、体調が悪くても出勤する。そして、どんなに働いても貰える金額は、他人が決めた自分の評価に基づく給料分しか貰えない。

それが当たり前になりそうになってきていると、ふと立ち止まって考える瞬間があり、自問します。

「自分は本当に今の生き方で満足なのか?」

当然仕事がある事に感謝をしていますし、雇ってくれている会社にも感謝しています。毎月確実にお給料が入る有難みも感じています。

ただ、自分の選択で行きついている今の生き方に対して疑問を呈して、もっと自分らしく生きる道があるんじゃないか、と考えたりします。実際は凡人の自分がやりたい事だけやって暮らしていける訳はないので、しばらくは現状維持となります。

別にこの人生についての考えに悲壮感はなくて、今の生き方に疑問を投げている、現状に甘んじないように戒めている感じです。

徐々に老後が近くなっているこの年だからこういう思いが出てくるのだと思います。

「終わり良ければ総て良し」

それを人生に重ねて、自分の人生の後半で虚しい思いをしないように、今を頑張るしかないと思っています。

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