近年私は、このまま会社員でい続けるのは、果たしていいのかな?と常に思っています。
私は終身雇用や定期昇給が当たり前という感覚はありませんが、それでも、会社員生活を長くやっていると、働いているだけで満足してしまい、気づいたらこんな年に。
このままで行ったら、いつか断崖絶壁に立たされるような場面にぶち当たる気がします。ぶち当たらなくてもいずれ自分が職場で自滅しそうです。
なんで、そんな風に感じるのか?

年を取って忖度や知らないフリをするのが面倒になってきた
年取るほど、自分が他人に合わせたり、我慢したり、妥協したりする事に耐性が低くなっています。
会社に居ると理不尽な事を言われても言い訳できなかったり、他の子が意地悪な物言いをされているのを見ても助けてあげられなかったり、色々と本来の自分を押し殺さないとならない場面も多くあります。
そして、そんな「大人しく飼いならされた日本人」になった自分が嫌になります。腹の奥底にストレスが溜まります。
本当なら正論を言い返したい気持ちがありますが、今は会社員としての身分を失うと生活が立ち行かなくなるから出来ません。
同世代の人が転職に苦労しているのを見て心が痛くなった
ニュースではアラフィフの人が、人員削減の対象になったりする昨今。
実際うちの会社を辞めて、次の職探しに苦労している同年代の元同僚の話を聞いたり、転職できても、蓋を開けたらほどなくブラックに近い会社で、頑張ったけれど最後は体調を崩して辞める羽目になり長らく休養をしていた、という元同僚の話を聞いたりして、心が痛くなりました。
そこまで苦労しなくてもいいのではないか? なんで、こんなに日本の転職市場は中年に厳しいのか?個人で見ないで、年齢で一括りにするこの国に少しうんざりします。
でも、そんな疑問や怒りを持ったとしても、すぐには市場の傾向は変わらないので、自分が新しい道を見つける方が早いと切り替えました。
そう思うと、もう若くはないので残りの時間が急に短く感じられてきました。
会社は所詮業績次第
どんなに誠意を尽くして働いても、会社は業績が悪ければ、従業員のボーナスや、賃金や昇給率を平気で削ります。人員削減だってやっちゃいます。
個人の評価の良し悪しは、ほとんど給料や昇給率とは関係ないと最近感じています。
要は会社がきちんと利益をたたき出しているか否かだけだと思います。
利益を出して初めて個人の評価が関係してくる気がします。
会社は利益が出てなければ昇給やボーナスは難しいというのは、すごく当たり前の話なので理解できるからこそ、会社だけに頼るのは危険という感覚が、この年になって強くなってきました。
当然、今仕事がある事、雇ってくれている事、毎月お給料が入る事には感謝しているのですが、会社の雲行きが怪しくなったら、仕事はほどほどにして、自分の別のスキルを磨く時間にあてるべきと思い直しています。
かえってこういう状況になって、自分を駆り立てられる事が出来るので良かったのかもしれません。
終わりよければ全てよし
自分の選択の積み重ねで行きついている現在の境遇に対して、「これでいいのか?今の生き方で本当に自分は後悔しないのか?」と、常に疑問を呈する事でもっと自分らしく生きられる道を見つけられるのではないかと思っています。
「終わり良ければ総て良し」を念頭に置いて、自分の人生を振り返った時に「あの時努力したから、今の幸せがある」と思えるように、今は努力するしかないと思っています。
メモ:「終わり良ければ総て良し」を目指す事。
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